壁面緑化とは
壁面緑化とは
ツタで覆われた甲子園球場の壁面をテレビでご覧になったことがあると思いますが、街の中でもツタで覆われた建物や校舎をよく見かけます。「壁面緑化」と聞いて最も多いイメージは、このツタによるものです。環境的側面からこのツタ類の植物に関心が高まっており、都心部におけるヒートアイランド現象から屋上・壁面の緑化が注目され、現在官民で様々な取り組みが進められています。
壁面緑化の特徴
■断熱効果
壁面緑化による断熱にプラスして、水の気化熱が建物を冷やすため、夏の温度を下げ、冬の温度を維持する効果があります。屋上緑化の緑と土壌層には、目をみはる断熱効果があります。
■省エネ効果
壁面は屋上ほど高温化することはありませんが、西日に直面した壁では夏場になると、40~50℃に達することもあります。こういった場合、緑化することにより建物内部への熱貫流を低減させることができます。、緑化面を通過して建物壁に達する日射量は5%以下にまで減少します。これにより表面温度を下がり、空気に直接伝道される熱量(顕熱量)を減らすことができるため、ヒートアイランドの抑制に効果があります。