スーパーマーケットの空調設備の運用改善
省エネ対策の効果が見込まれるスーパーマーケット
スーパーマーケットにおける省エネ対策の原則
人々の生活に必要となる食品や雑貨品、飲料を主に扱っている場所はスーパーマーケットです。
なかでもエネルギー経費の中で一番割合が高いのが電力で、全体の消費エネルギー量の金額ベースで言うと約80%となっています。
その理由としては、主に照明、冷房や暖房の空調、食品の冷蔵や冷凍という三つの分野で大量の電力が必要だからです。
その中でも食品の冷蔵や冷凍にかける電力消費量が約半分を占めると言う統計結果が出ています。
ただ省エネ対策の原則としては、この三つの分野でのエネルギー効率を改善していくことが注目されます。
現在、店舗で行なわれている省エネ対策の取り組み
現在、スーパーマーケットで行なわれている省エネ対策として最も多いのは、閉店後のナイトカバーの取り付けです。
そして、お客様売り場の裏方にあるバックヤードの照明のこまめな消灯です。
この二つは大体の店舗で実施されています。
その他に空調設備の設定温度の見直しや外灯や看板照明の自動制御を行なう対策などです。
実際にはまだまだ対策があると認識されておりますが、その方法の導入には経費がかかったり、どういった対策を施せばよいか解らないという現状もみられます。